私はキャリアカウンセラーと名乗っています。

 

もともと民間資格ですが、

最近国家資格化されたことにより、

なんだか知らない間に国家資格ホルダー 笑

 

 

先にお伝えしておくと、

いずれキャリアカウンセラーで仕事をしたい、

と思っていたわけではありません。

 

 

ともあれ。

私がこの資格を取得したのは11年前。

会社員時代です。

 

今思い返しても、

とても恵まれていた環境の中で働いていましたが、

 

どうにもこうにも

仕事に対するモチベーションが維持できず、

 

このままで本当にいいのかな?と

自問自答する中で出会ったのが、

当時この資格を持っていた少し年上の素敵な女性。

 

なんだかとても輝いていて、

気さくで明るいお人柄にも惹かれ、

私もこの資格を取ってみたいと思いました。

 

単純ね、私。

 

あとは、

日々の業務の中でそれぞれの人が、

それぞれの【得意・好き】を活かし合っていけたら、

みんな楽しく仕事できるんじゃないの?

という、シンプルな思いもありました。

 

膨大な業務量を一人で抱え込んでしまったり、

 

やることが多すぎて適切な判断ができなくなったり、

 

不得意な業務を頑張ってやり切っても、

ミスが多すぎて怒られてみたり(私ね 笑)。

 

それで自己嫌悪になって、

心が暗い状態で仕事をするって楽しくない。

もっとみんなが楽しく仕事できたらいいのに。

 

そんな思いもありました。

 

 

とはいえ、資格取得後も現状は変わらないまま。

 

 

ま、そうですよね。

 

資格取ったからって、

いきなり何かが変わるわけでもない。

 

だから、資格は取ったものの、

そのまま放置して数年が経ちました。

 

 

その後、結婚や出産を経験する中で、

本気で働き方を見直す時が来ました。

 

 

産休育休をいただきまして、

社会人になって初めて仕事から離れました。

 

産休入りする前は、その時間が嬉しくて嬉しくて、

指折り数えて待っていたのですが 笑

 

実際子供が生まれて訪れた時間の流れは、

今までの人生で経験したことのないような苦しさ。

 

 

子供が生まれて、

家族が増えて、

何が苦しいのよ?

幸せ絶頂期でしょう?

 

って、その世間からの声も、苦しかった。

 

 

苦しさの最大の理由は、

「一人の時間が全く持てない」ということ。

 

 

そう、言葉にすると、

 

何を贅沢なこと言ってんの

そんなの当たり前でしょ

我慢しなさい

 

って、言われてしまうような、気がして。

 

実際そんなことは言われなかったかもしれないけど、

母子ともに健康な状況であるにもかかわらず、

幸せって思えない自分が、苦しかった。

 

2時間おきに授乳して、

寝たと思って布団に寝かせると目を開けて泣く。

また抱き上げてあやしていると、

もう24時間一瞬たりとも一人の時間が、ない。

 

寝たい時に眠れない。

食べたい時に食べられない。

 

 

それがもう、私には何より、苦痛だったのです。

 

ひとりの時間が欲しかったのです。

 

30分で、いいから。

 

とにかく、完全にひとりになりたかった。

 

 

夫は愚痴ひとつ言わずに全面的に協力してくれ、

夜中も子供をあやしてくれたし、

休日は子供を連れだしてくれたけれど、

 

完全に一人にはなれないんですよね。

 

子供のことが気になって。

 

そんな愛情深い自分も同居していて。

 

 

自分はどうしたいのか?

どうすればいいのか?

 

冷静に考えることすらできなくなっていました。

 

 

ある日、家の中にいると悶々とするので、

子供を抱っこして散歩に出ました。

 

交差点で信号待ちをしていた時、

すぐ横におばあちゃんがいらっしゃったのです。

 

上品で、笑顔が優しい方でした。

 

その方が、

私と長男を温かい目で見て、

 

「今、一番大変よね。

苦しいこともたくさんあるわよね。

でもきっといつか、よかったって思える日が来る。

大丈夫よ。」

 

って。

 

何も会話していないのに、

私の心を見透かしているかのように、

そう、言葉をかけてくれたんです。

 

 

今思い返すだけで涙が溢れてくるのですが、

その時も、人目をはばからず泣いてしまいました。

 

 

そしてその直後、

乗った電車の中で女性に声を掛けられました。

 

「何カ月?可愛いですね。」

 

私より少し年上らしいその女性は、

パリッとスーツを着こなしていて、

部下らしき若い男性と一緒に外出中の様子。

 

初めてお会いしたその女性に、

私の口から出てきたのは、

 

「私もうすぐ仕事に復帰するんですが、

いろんなことが不安で、どうしたらいいのかわからないんです。」

 

突然の悩み相談 笑

 

「私もそうだったけれど、子育てとの両立で悩む時あるよね。

みんなそうだと思うし、それでいいと思う。

けれど、それが仕事であれ子育てであれ、

自分がやりたいことを大切にすること。

諦めて後悔するのは、もったいないよね。」

 

子育てされたいたその女性に、

そんな言葉をかけていただき、

お腹の底から勇気が湧いてきたのを覚えています。

 

 

悩んでいてもいいんだ。

これでいいんだ。

 

そう思えたのは、嬉しかった。

 

交差点でお会いしたおばあちゃん、

電車でお会いした働くお母さん、

 

お名前を伺うこともできなかったのですが、

本当に私を救ってくださった命の恩人です。

ありがとうございました!

 

 

そして復帰。

嬉しかったです。

 

早く、働きたかった。

仕事がしたかった。

 

というよりも、

ひとりになりたかった。

 

保育園に子供を預けて、

久しぶりに乗った朝の通勤電車。

 

嬉しくて嬉しくて、

泣きそうになったことを覚えています。

 

ひとりの時間を持つことができたから。

 

 

でもその喜びも長くは続きませんでした。

 

 

チームの忙しさを目の当たりにしているのに、

時短勤務でなかなか戦力になれない上、

早々に次男を妊娠。

 

申し訳なくて、申し訳なさ過ぎて、

しばらく妊娠を言い出すこともできず…

 

 

それでも保育園に子供を迎えに行くと、

笑顔のこどもに癒されている自分に気付く。

 

 

自分にとって何が大事で、

これからの人生をどう生きていきたいんだろう。

 

これをしっかりと明確にしよう。

 

 

そう決めて、

またまた次男の産休育休をいただいたのでした。

 

 

そんな風に、

自分自身がどうしたいのか?を

真剣に考え始めたのが、

 

キャリアカウンセラーとしてのスタートでした。

 

 

その後、それを仕事にするとも、

この時は思いもしませんでしたが…

2017年9月13日 |

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